ゴルフは簡単なスポーツではないはずなのに
松山選手、日本人最高位
全米オープン2017が終わりました。
松山選手は惜しくも、優勝のケプカ選手とは4打差の2位でした。青木功JGTO会長と並ぶ、メジャーでの日本人選手の最高位。世界ランキングも2位になりました。
松山選手が最終日あがった時点では、ケプカ選手とは2打差。これはもしかして優勝もあるかも、と日本中のゴルフファンが思ったことでしょう。
惜しくも2位でしたが、プレッシャーのかかる後半にバーディーを重ね2位以下を突き放したケプカ選手もあっぱれでした。
誰もが言うように、いつメジャー制覇してもおかしくないところまできていますね。
ほんとにすごいですね。一昔前には考えられないことです。
一流になればなるほど、簡単そうに見える
さて全米オープンの中継を見ていて、思ったことがあります。
最終日、首位と6打差の14位からスタート。トップに迫る最終日のベストスコア「66」で回った松山選手のすごすぎるプレーの連続。
あんなに簡単にアプローチが寄るものだろうか?
あんなに簡単にパターが入るものだろうか?
それほど神がかったプレーぶりでした。
それで、ふと思いました。
ゴルフを全くやったことがない人がこれらを見たら、「ゴルフって簡単そうだな」と思ってしまうんじゃないかと。
ゴルフを少しでもやったことがある人から見れば、簡単そうにみえて全く簡単なことではないとわかると思います。
あのプレッシャー下で、それをやってのける松山選手はすごい、と脱帽しながら観戦するわけですが、ゴルフ未経験者が見たら「自分にもできそう」って思ってしまうのではないかと思ったわけです。
ゴルフってそういうスポーツなんだよなあ、とあらためて思いました。
一流になればなるほど、簡単そうに見えてしまう。
さすがに、力強さが見てとれるドライバーショットは、誰が見ても一流ってすごいな、プロってすごいなって思うでしょうが、アプローチとかパターなんかは、一流になればなるほど簡単に見えてしまうのではないでしょうか?
ここが他のスポーツと違う点ではないでしょうか?
ゴルフは特殊なスポーツ?
例えば、一流の野球を見れば、野球未経験者でも、あんなに速く投げれない、あんな速い球打てないって思うでしょう。
スキージャンプや柔道を見て、未経験者が安易に「私にもできそう」って思うことはないでしょう。
サッカーにしても、陸上競技にしても、テニスにしても、卓球にしても・・・・・みんなそう。未経験者から見ても一流プレーは超人技に見えますよね。
しかしゴルフはどうでしょう。
未経験者には、いまいち一流のすごさがわからないのではないでしょうか? ゴルフをやる前の私にはわかりませんでした。
こういうスポーツは他にあるかなと考えてみたのですが、アーチェリーとか弓道とかカーリングくらいじゃないでしょうか。
私はアーチェリーも弓道もカーリングも未経験なので、やってみたらできちゃうんじゃないかと、つい思ってしまいます。
実際は、難しいだろうとは想像がつきます。
ゴルフがそうだからです。
見た目より難しい、でもそれがゴルフの楽しさ
「やってみると見た目より難しいことがわかる、やればやるほど難しさがわかってくる」
当スクールでゴルフを始めた方々も、皆様同じような感想をおっしゃいます。
「なんで止まっているボールに当たらないんだろう」
「なんで2m先の10センチほどの穴にボールを入れるのがこんなにも難しいんだろう」
ゴルフをやってみてそういうことを実感してみて、プロのすごさがわかり、テレビ中継も見るようになりました、と初心者の皆様おっしゃいます。
本来なら、どう難しいのか、どう楽しいのか、言葉で説明できたらよいのですが、それこそ難しい。
もし見た目だけで、「ゴルフなんて簡単そう」と思ったら、身も蓋もない言い方ですが、ゴルフを始めてみてください。
やればわかります。ゴルフの難しさと、だからこその楽しさが。
だから、むしろ「見た目だけで、ゴルフなんて簡単そう、と思った人」こそ、ゴルフにハマる可能性が高いと言えるかもしれません。
さあ、まずやってみましょう! 知らない自分に出会えます!